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ブランドの世界観を壊すのは「小さなズレ」から始まる

ブランドは、たった一つの大きな失敗で崩れる印象がありますが、それはレアなケースです。
むしろ、日々の小さなズレが積み重なって、気づいたときには「らしさ」が消えてしまう事の方が多いのではないでしょうか。

特に化粧品・美容領域は、言葉・質感・写真・UIのわずかな違いでも、信頼感に直結します。

今回は、世界観を守るために必要な「タッチポイント設計」と、ズレを防ぐチェック項目をまとめました。

世界観は「見た目」ではなく「体験の統一」

世界観というと、色やフォントを揃えるなどの話になりがちです。

それももちろん重要ですが、本質はそこではなく、お客様が触れる体験が統一されているかということだと考えています。

パッケージを手に取り、使用方法を見る。
公式サイトを見て、問い合わせをする。
SNSで投稿を見たり口コミを見る。

こういった時にブランドが一つの人格として同じ温度感で語っているか?
世界観とは、その温度感の統一です。

ズレが起きる典型パターン

現場でよく見るズレが起きるパターンは、だいたいこの3つです。

1.コピーだけが熱すぎる/冷たすぎる
見た目は上品なのに、文章が煽りっぽい。
あるいは、コンセプトは情緒的なのに、説明が無機質すぎる。
このような違和感は、購入前の信頼を削ります。

2.写真の質感がブランドの人格と合っていない
肌のブランドなのに光が強すぎて“広告感”が出る。
上質を売りたいのに上質ではない生活感が強い。
使っているイメージがわかない。
写真は世界観の“体温”を決める要素です。

3.Webの導線が不親切で、世界観が切れる
世界観が美しいのに、Webでは、ボタンが小さく押しにくい、文字が読みにくい、スクロールが重い、どこに何があるかわからない…など。
これだけで体験の質が落ち、「素敵」が「不安」に変わります。

世界観を守るには「タッチポイント表」を作る

VICTURUSでは、世界観のブレを防ぐために、以下の項目をまとめます。
難しいものではなく、次のような項目です。

・タッチポイント(箱/ラベル/同梱物/LP/商品ページ/FAQ/問い合わせ返信など)
・伝えるべき約束(コンセプトの要点)
・トーン(静か/丁寧/背中を押す/専門的すぎないなど)
・重要ワード(使う言葉)
・NGワード(使わない言葉)
・見た目の基準(色・余白・写真の質感)

この表があるだけで、制作会社が変わっても、担当者が変わっても、世界観は守られます。

チェックリスト(これだけでもズレが減る)

最後に、最小限のチェック項目を挙げますね。

・この文章は“誰に向けた口調”になっているか
・強い言葉で不安を煽っていないか
・写真の光・背景・余白はブランドの人格に合うか
・UIは読みやすいか(フォントサイズ/行間/余白)
・申し込み・問い合わせまでの導線が迷わないか
・同梱物・自動返信メールの文体は揃っているか

世界観を守るのは、センスだけではなく、仕組みを整える事が大事です。

世界観は“守る設計”があって初めて強くなる

世界観は作るより、守るほうが難しいです。
だからこそ、タッチポイントごとに「約束」と「温度」を設計しておくと良いと思います。

VICTURUSは、OEM・デザイン・Webを一貫して支援する理由を、こういった事に置いています。
分断されない設計は、そのまま信頼の積み上げになるからです。

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